こんばんは。
試験前日の今宵。
しかも、会場入室開始時間の12時間前を切りましたね!

※午前9:25から注意事項等の説明が始まるので、午前9:00~9:20までの間に入室するよう、受験の手引きP52に記載されています。
いよいよ明日は試験本番だけど……
前日は、これまで勉強を重ねてきて充実できている方もいますが、おそらく大半は勉強を積み重ねてきても、そうでなくても不安感や緊張感が出てくると思います。
その不安感や緊張感から自身を追い込んでしまい、徹夜で復習➡一睡もできずに当日を迎えてしまう、といったこともあり得ます。
試験当日は長い1日になるので、勉強だけでなく健康面にも留意し、当日にベストが尽くせるように備える必要があります。
留意点
1.今更、テキストの文章を隅から隅まで読み返す、なんてことはしないこと。
過去問や一問一答形式などの問題中心で、これまでの学習を実践的に振り返っていきます。この時に、テキスト系の書籍類をめくりはじめてしまうと、膨大な記載量に圧倒され、不安感が増す可能性があります。
これまでの勉強でテキストを併用し、自分が弱いところ等ポイントとなる箇所をチェックしている場合は、ポイント箇所を中心に振り返ってみる分にはいいと思いますが、「馴染みのないテキストを今更開く必要はない」ということです。
前述したとおり、テキストは膨大な記載量です。この前日になってから開くようでは、解釈しながら読んでいくことはおろか、到底読破も期待できません。
また、仮に読破したとしても、ただスラスラと読み切るだけでは、脳に知識を定着させることがなかなか難しいかもしれません。「読んだけど、忘れてしまった」ということが容易に起こり得ると想定されます。
試験対策は、自身の強み・弱みを明確化し、効率よく学習してくことや、頻出ポイントを抑えて反復していくことで「確実に得点できる・1点でも多く得点することができる」状態にしていくことが求められます。
こういった点を踏まえ、残り少ない時間を効率よく活用するためには、実践的な方法をとった方が良いということがいえます。
もし、問題を解くという実践的な勉強にプラスワンで知識の確認をしたいのであれば、問題に対する解説を読むといいでしょう。もし、馴染みのないテキストを活用したいのであれば、知りたいキーワードを索引で調べてその内容だけを読む、という形をとっていきましょう。
これまで学習の時間をとることができなかった方、これから準備するという方へ
以上のことを踏まえて、「ひたすら問題を解く」という実践形式で残りの時間を使ってください。その際、できなかったところや意味がわからないところで立ち止まると時間のロスですから、解説を読んでみてください。
また、問題を解いていくと、時折「えっ?」と疑問に思うことも出てくるでしょう。そこで止まるとやはり時間のロスですから、黙って飲み込んでしまいましょう。
大切なことは、試験問題がどんなものなのか把握するために、全科目すべてトライすることです。そして、「一度解いたからおしまい」ではなく、時間がある限り何度も繰り返し解いていくことをします。答えを暗記してしまったとしても、反復していきます。これにより、知識を定着化させていくことが可能です。この時の優先順位は、できなかったところ・苦手なところ中心に反復し、最終的にはできたところ・得意なところも反復するようにしましょう。
これは、苦手科目で得点ができ、得意科目で加点をねらうためです。
問題と対峙するときのスタンス
問題と向き合うときは、介護保険法第1条を大前提として捉えると、自ずと正答が導き出せる問題もあります。
介護保険法第1条の条文のポイントは、尊厳の保持・自立支援・利用者主体です。
この3つを合言葉に、「5つの選択肢の中からどれを選択するか?」ということです。
ちなみに、“尊厳の保持”については、障害者総合支援法第1条、社会福祉法第3条にも規定されています。
障害者総合支援法でも謳われているということは、対高齢者だけでなく、対障害児者・児においても捉え方は同じ、と考えて良いでしょう。
2.明日の準備を漏れなくしっかり行い、早く寝ること。
以下の点を確認しましょう。
忘れ物等はありませんか?
・「受験の手引き」試験当日の注意事項 チェック
・試験会場に余裕をもって到着できるように、事前に経路と時間を調べる
経路については、天候や事故等、何かしらの理由で経路が閉ざされることも考慮して、複数の経路をあらかじめ検索しておくといいでしょう。
早めに就寝しましょう。
・開いている受験対策関係の紙媒体やアプリを閉じて、早めに休みましょう。
当日は、お昼を挟んでの丸1日、全125問の試験に挑むのです。
125問×5肢のオンパレード、更には事例等の文章読解もあるので、脳、そして目が疲れるでしょう。
また、精神面においても負荷がかかり、疲労が蓄積しやすくなります。
最高のパフォーマンスをするためにも、脳とからだを休めることが大切です。
「目を閉じても寝られない」という方は、ついついスマホを見たり、からだを起こして活動してしまいがちです。そうすると、目やからだが疲労を感じたまま、試験を受けることになります。
眠れなくても目を閉じて、からだを横にしておきましょう。
但し、くれぐれも寝坊しないように気をつけてください。
最後に
介護福祉士国家試験は、これまでの介護職としてのキャリアの集大成になります。
…と思えるかどうかは人それぞれだと思いますが、少なくとも私はそう思っていました。
初めての受験生も、チャレンジを繰り返している受験生も、まずは今日までの介護職としての自分を労いましょう!
おいしいものを食べて鋭気を養い、試験に向かっていきましょう!
たった1年に1回のこの日を、逃さないためにも…。
※ご注意
「この記事の内容どおりやれば必ず合格できる」というものではありません。
私の経験則を踏まえ、独自に考察したものを記事にしています。
未来の介護福祉士サポーター まぃせ
※第20回介護福祉士国家試験(筆記&実技)合格