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介護過程科目 第31回介護福祉士国家試験 解答解説

【問題61】介護過程ってなぜ必要なの?

投稿日:2019年10月18日 更新日:

介護過程

介護が必要になった利用者にも
自分らしい人生を送る権利があるのは
当然のことです。

問題61

介護過程の目的に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

選択肢

1.利用者の自立を支援する。

2.画一的に介護を実践する。

3.介護福祉職の尊厳を保持する。

4.家族介護者の自己実現を図る。

5.経験則に基づいて介護を実践する。

オリジナル解説 by まぃせ

介護過程がなぜ必要なのか?

その目的を確認することで、理解していきましょう。

1.この選択肢の内容は、介護過程の目的のひとつといえます。

2.「画一的」とは…

何もかも一様にそろえるさま。一つの枠にはめこむさま。

コトバンクより引用

介護は、個別ケアの実践が求められますから、この選択肢の内容は適切とはいえません。

3.「介護過程の目的」は、対象となる利用者が望む、その人らしい生活や人生を目指すために必要なプロセスです。そしてこれは、利用者の尊厳を保持することにもつながっていきます。

4.選択肢3でお伝えした「利用者が望む、その人らしい生活や人生」とは、まさに、利用者の自己実現ができている様です。この、「利用者の自己実現を図る」ということが、介護過程の目的に含まれています。

5.「経験則に基づく」というのは、「経験してきたことを基に」ということです。

「前に利用されていたAさんと似ているから、BさんもAさんと同じように対応すればいい」

「Cさんは要介護3。大体過去の経験から要介護3ってこんな感じだということはわかっているから、今回も同じような感じかな」

これまで積み重ねてきた経験を活かすことも大切です。

ですが、選択肢2でもお伝えしたように、介護は個別ケアの実践が求められますから、利用者お一人お一人を“個”として捉えることが求められます。

それによって、「利用者が望む、その人らしい生活や人生」という、その利用者オリジナルの生活や人生が目指せるのです。

そして、介護福祉職は、介護の専門職です。

その専門性を発揮するためにも、経験則等の主観だけに捉われず、客観的な視点をもち、専門的な判断に基づいて介護を実践することが求められます。

というわけで、正答は選択肢1となります。

介護過程の目的については、第30回、第31回と連続して出題されています。

解説をさせていただいたものの、問題そのものは、各選択肢をしっかりと解釈すれば容易に解答できる程度の内容です。

ちなみに、第30回では「利用者の自己実現を支援する」が正答でした。

また、この介護過程の目的を果たすためにも、介護の基本原則である

・尊厳の保持

・自立支援

・安全、安楽

といった基本視点が大切であることも、忘れないでおきましょう。

第20回介護福祉士国家試験(筆記&実技)合格

未来の介護福祉士サポーター まぃせ

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