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第31回介護福祉士国家試験 解答解説 認知症の理解科目

【問題79】認知症者を支援する施策とは?

投稿日:

認知症の理解

認知症サポーターの目印である
「オレンジリング」です。
このオレンジリングで繋がっていくような
地域のあり方が望まれています。

問題79

認知症の人を支援する施策に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

選択肢

1.認知症サポーターは、認知症に対する正しい知識と理解を持ち、認知症の人を支援する。

2.介護保険制度では、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は、居宅サービスに位置づけられている。

3.認知症と診断された39歳の人は、介護保険制度を利用できる。

4.介護保険制度では、認知症対応型通所介護は施設サービスに位置づけられている。

5.成年後見制度では、地域包括支援センターの社会福祉士が補助人、保佐人、成年後見人を選定する。

オリジナル解説 by まぃせ

各選択肢の内容について確認をして、理解を深めましょう。

1.認知症サポーターとは、都道府県や自治体等が開催する「認知症サポーター養成講座」を受講した人のことです。認知症サポーターは、地域の認知症の方や、認知症の方を介護する家族をサポートします。

認知症サポーター養成講座(参考)

受講対象者
地域住民、職域、学校、広域の団体・企業等の従事者など。
(ただし、介護サービス事業所(者)が行うスタッフ研修を認知症サポーター養成講座として位置づけることはできません。)
講座内容
認知症とはどういうものか
認知症の症状
認知症の診断・治療
認知症の人と接するときの心がまえ
認知症介護をしている家族の気持ちの理解など

千葉県ホームページ「認知症サポーター及びキャラバン・メイトの養成」より引用
https://www.pref.chiba.lg.jp/koufuku/shien/ninchishou/supporter-caravan.html

選択肢の内容のとおり、認知症に対する正しい知識と理解が得られるような講座内容になっています。

2.介護保険制度では、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は、居宅サービスではなく、地域密着型サービスに位置づけられています。

3.介護保険制度は、65歳以上の第1号被保険者だけでなく、40歳以上65歳未満の医療保険加入者である第2号被保険者が、特定疾病に該当した場合も利用することができます。

特定疾病

1.がん(医師が一般に認められている医学的知見に基づき回復の見込みがない状態に至ったと判断したものに限る。)※
2.関節リウマチ※
3.筋萎縮性側索硬化症
4.後縦靱帯骨化症
5.骨折を伴う骨粗鬆症
6.初老期における認知症
7.進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病※
【パーキンソン病関連疾患】
8.脊髄小脳変性症
9.脊柱管狭窄症
10.早老症
11.多系統萎縮症※
12.糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
13.脳血管疾患
14.閉塞性動脈硬化症
15.慢性閉塞性肺疾患
16.両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
(※印は平成18年4月に追加、見直しがなされたもの)

厚生労働省ホームページ「特定疾病の選定基準の考え方」より引用
https://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/nintei/gaiyo3.html

4.選択肢3の解説と同様です。

5.成年後見制度において補助人、保佐人、成年後見人を選定するのは、地域包括支援センターの社会福祉士ではなく、家庭裁判所です。

というわけで、正答は選択肢1となります。

類似の過去問

第29回 問題85でも、類似問題が出題されているので、ご紹介します。

Q.認知症の人の支援者の役割に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。(※太字がひっかかる箇所。⇒の後に続くのが適切な内容)

1.民生委員は、担当地域の認知症の人に関わる情報を収集して、専門的支援機関につなげる。⇒記述のとおり

2.認知症の人の主治医を、認知症に関わる地域医療体制を構築する上での中核にする。   ⇒認知症サポート医

3.認知症看護認定看護師は、認知症の種類と病期を特定して、必要な薬剤を処方する。   ⇒認知症の人の主治医

4.認知症サポート医が、認知症サポーター養成講座の講師を務めることとされている。   ⇒キャラバン・メイト

5.介護支援専門員(ケアマネジャー)は、担当する認知症の人の要介護認定を行う。    ⇒認定調査員が認定調査を行い、コンピュータによる一次判定と介護認定審査会による二次判定を経て、要介護認定を行う。

正答は選択肢1

認知症者への支援の考え方

認知症になっても地域で暮らし続けていけるように、フォーマルサービス(介護保険サービス等の公的なサービス)だけでなく、インフォーマルサポート(家族や友人、地域住民等)も活用しながら、地域で見守っていく体制づくりが推進されているということを、知っておきましょう。

第20回介護福祉士国家試験(筆記&実技)合格

未来の介護福祉士サポーター まぃせ

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