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社会の理解科目 第31回介護福祉士国家試験 解答解説

【問題9】管理者の対応

投稿日:2019年2月20日 更新日:

社会の理解

問題9

Cさん(71歳、女性、要介護1)は、軽度の認知症がある。週1回通所介護(デイサービス)を利用している。娘が離婚して、常勤で就労するようになり、孫を連れてCさん宅へ転入した。孫が保育所に入所できなかったため、Cさんが日中面倒を見ることになった。そのため、楽しみにしていた通所介護の利用が困難になり困っているという相談が、指定通所介護事業所のD管理者(介護福祉士)にあった。
D管理者の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

選択肢

1.利用が困難ということなので、通所介護計画を変更する。

2.通所介護(デイサービス)の利用日は会社を休むように、娘に言う。

3.担当の介護支援専門員(ケアマネジャー)に、再調整を依頼する。

4.児童相談所に相談するように、Cさんに助言する。

5.娘に転職をしてもらうように、Cさんに助言する。

オリジナル解説  byまぃせ

1.2.4.5
管理者としての自己判断で解決しようとするのではなく、介護支援専門員の役割を理解し連携を図っていく必要があります。これは、ケアプラン(ケアマネジメント)と通所介護計画(介護過程)の関係性を踏まえる上で重要です。よって、各選択肢はいずれも×となります。
また、2と5では、娘がこういう状況に至った背景を踏まえてみても、最も適切な対応とは言い難いですし、4と5では、相談者であるCさん本人の負担や軽度の認知症であるということを踏まえてみても、最も適切な対応とは言い難いです。

3.最も適切といえるので、〇です。

※参考 児童相談所とは

児童相談所は、市町村と適切な役割分担・連携を図りつつ、子どもに関する家庭その他からの相談に応じ、子どもが有する問題又は子どもの真のニ-ズ、子どもの置かれた環境の状況等を的確に捉え、個々の子どもや家庭に最も効果的な援助を行い、もって子どもの福祉を図るとともに、その権利を擁護すること(以下「相談援助活動」という。)を主たる目的として都道府県、指定都市(地方自治法(昭和22年法律第67号)第252条の19第1項の指定都市をいう。以下同じ。)及び児童相談所設置市(児童福祉法(昭和22年法律第164号。以下「法」という。)第59条の4第1項の児童相談所設置市をいう。以下同じ。)(以下「都道府県等」という。)に設置される行政機関である。  厚生労働省ホームページより引用               

というわけで、正答は選択肢3となります。

この事例は、昨今の時代背景に則した内容になっていました。今後も、こういった家族関係における困難事例は出題される傾向が強いと想定されます。

未来の介護福祉士サポーター まぃせ
※第20回介護福祉士国家試験(筆記&実技)合格

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