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生活支援技術科目 第31回介護福祉士国家試験 解答解説

【問題37】転倒予防に留意した環境整備

投稿日:2019年5月13日 更新日:

生活支援技術

問題37

歩行が可能な脊髄小脳変性症の高齢者の転倒予防に留意した環境整備に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

各選択肢

1.弾力性が高い床材を使用する。

2.洋式トイレの予備のトイレットペーパーは足元に置く。

3.頻繁に移動する場所には手すりを取りつける。

4.調理用具は、頭上のつり棚に収納する。

5.いすにキャスターをつける。

オリジナル解説  byまぃせ

脊髄小脳変性症とは…というところが気になるものの、選択肢を見ていくと、単純に「高齢者の転倒予防に留意した環境整備で最も適切なもの」という視点で取捨選択していくと解答できるような内容かな、と思います。

1.弾力性が高い床材では、足裏がしっかりと床を捉えづらくなるので不安定となり、転倒の恐れがあると思われます。
最近ではクッションフロアという「適度な弾力性」がある床材もありますけれども、選択肢は「弾力性が高い」となっていますから、解答には選びにくいかな、というふうに思います。

2.トイレットペーパーに限ることではないでしょうが、足元に物を置くと、つまずき転倒の恐れというのがでてきます。

3.頻繁に移動する場所には手すりをつけることが転倒リスクを減らすことにもつながるので、これは適切かな、と判断できます。

4. 2と同様、調理用具に限ることではないでしょうが、頭上に物を設置すると取る時に背伸びをする、などして足元が不安定となります。
また、この時に「物を取る」ということに集中してしまい、危機管理の意識も低下する可能性がありますから、転倒の恐れにつながります。

5.キャスターがついている椅子への座り損ね、あるいは立ち上がり時に椅子が移動することで、座位から立位へのバランスが崩れる危険性があることから、転倒の恐れがあると思われます。

というわけで正答は選択肢3となります。

ちなみに、脊髄小脳変性症の方の日常生活における注意点としては、起立や歩行の際にふらついて転倒してしまうことがある、ということが挙げられるそうです。
特に、歩き出したり向きを変えたりするときのバランスを崩すことが多い、ということですね。
そのため、日常生活で頻繁に移動する場所には、手すりなどを設置してつかまることができる場所を作ることにより、転倒のリスクを少なくすることが大切だそうです。

冒頭にもお話しした通り、この病気に限らず、高齢による機能低下、認知症などでもこういったことは起こりやすいので、環境整備における留意点としておさえておくと、現場でもヒヤリハットあるいはアクシデントの低下に役立つ知識だと思います。

未来の介護福祉士サポーター まぃせ

※第20回介護福祉士国家試験(筆記&実技)合格

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